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病気別食事療法 / 脂質異常症

脂質異常症の食事療法:脂の「量」と「質」を整える

コレステロールや中性脂肪が高いと言われたら、まず見直したいこと。

LDLコレステロールや中性脂肪が高いと、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。食事では、脂の「量」だけでなく「質」も大切です。日本動脈硬化学会のガイドライン(2022年版)をもとに、基本をまとめます。

先に結論

食べすぎを抑え、適正体重を保つ

総エネルギー量と脂肪のエネルギー比率を適正にすることは、LDLコレステロールや中性脂肪の改善に有効です。1日のエネルギー量の目安は、「目標体重(kg)×身体活動量(軽い労作で25〜30、普通の労作で30〜35、重い労作で35〜)」です。目標体重は年齢などによって決まるので、医師や管理栄養士に確認してください。

脂の「質」を選ぶ

肉の脂身、動物性の脂、加工肉、鶏卵の大量摂取は控えます。魚の摂取を増やし、乳製品は低脂肪のものを選びます。肉の脂のような飽和脂肪酸をとりすぎず、魚の油や植物性の油などの不飽和脂肪酸に、できるだけ置き換えることが勧められます。とくに、魚に含まれるn-3系の脂肪酸は、中性脂肪を下げるために、とる量を増やすことが推奨されています。

食物繊維をしっかり

食物繊維には、総コレステロールやLDLコレステロールを下げる効果が知られています。未精製の穀類、野菜(緑黄色野菜を含む)、海藻、大豆・大豆製品、ナッツ類などを意識してとりましょう。日本の食事の特徴を生かした「日本食パターン」も、ガイドラインで紹介されています。

こんなときは

食事療法の内容は、病状、使っている薬、合併症などによって変わります。実際に取り組むときは、必ず主治医や管理栄養士の指導に従ってください。

参考にした資料

  1. 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」
  2. Eatreat「動脈硬化性疾患予防ガイドライン改訂のポイント後編」 記事
  3. Eatreat「脂質異常症とは? 食事療法」 記事
  4. 厚生労働省 e-ヘルスネット「脂質異常症と運動」 ページ

この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療・栄養指導ではありません。